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家を買おうと思ったけどやめた話
家を買おうと思った経緯
10月に子どもが生まれました。
子どもが産まれたということは保育園や幼稚園や学校といった土地に縛られる要素ができるので今までのように気軽に引っ越しができなくなります。
気軽に引っ越しができることは賃貸の強みですがそれができなくなるので、その土地にしばらく住むことを前提に家を書い、日々のランニングコストを削減することは悪くないのではと思い、家を買おうと思いました。
住宅ローン減税を知る
家を買おうと思った今、なんとなく知ってはいましたが今まで家を買おうと思ったことはなかったのでちゃんとは知らなかった住宅ローン減税について調べました。
調べたところ10年の間、住宅ローン残高の1%を毎年控除してくれるという制度(ざっくり)だということがわかりました。
今の住宅ローンの変動金利の利率は大体0.7%~0.5%くらいです。
仮に住宅ローンで借りている金額が4000万、ローンの利率が0.5%だとすると1年で発生する利息および控除は↓のような計算になります。(住宅ローン減税はローン残高に対してかかってくるものなので厳密にはこの計算になりませんがわかりやすく書いています)
ローンで発生する利息: 4000万 x 0.05 = 20万
住宅ローン控除: 4000万 x 0.1 = 40万
つまりお金を借りているにも関わらず利息がかからないだけではなく、年間20万円ほど利益が出ます。
まじかよ、こんなの家買ったほうがいいじゃんはよ買おう買おうと思い家探しを始めました。
これが11月末ごろの話です。
現行の住宅ローン減税制度は11月末で終わってた
家探しをしている最中、マンション担当の人に住宅ローン減税について伺ったところ渋い顔をしながら今丁度住宅ローン減税使えない期間なんですよねー、と教えてもらいました。(マンション売りたいはずなのに今思うと良い人)
またまた〜、と思いながらちゃんと調べたところ残高に対して1%減税をする現行の制度は2021年11月末を持って締め切っており今からでは使えないことがわかりました。
こんな大事なことなんで誰も教えてくれなかったんや!!
新しい住宅ローン減税制度は今策定中
1%減税してくれる今までの制度は11月末をもって終了していますが、2022年税法改定で新しい制度で住宅ローン減税が継続される見込みがあるそうです。
ただ、今までの破格な内容ではなく1%が0.7%になったり、適応されるローン残高の上限が3000万になったりとだいぶ改悪されるようで悲しい。
↑の計算を新しい制度に当てはめると
ローンで発生する利息(↑と変わらず): 4000万 x 0.05 = 20万
住宅ローン控除: 3000万(3000万上限として) x 0.07 = 21万
というわけで利息自体は相殺されるものの年間の利益は1万円しか出ません。
まぁ税金が使われているのに利益が出ること自体はおかしいので正しい制度になった、ということは言えそうです。個人的には悲しいですが。
2022年の税法改定後に家を買おうと思う
今はちょうど現行の住宅ローン減税が使えず、今策定中の新しい住宅ローン減税も使えない(策定される内容によっては使えるようになるかも?)空白の期間であり、この期間に家を買うと損をする可能性があるので検討している人は少し待ったほうがいいかもしれません。
不動産屋の人曰く「減税が適応されない期間ですがいい家は一期一会なので気に入った家があったらすぐ買ったほうがいい」らしいのでお金を損してでも欲しいんだ!という家があればいいのかもしれません。
僕は税法改定は2022年の4月頃から施行されるはず(あってる?)なのでそこらへんを目安に家をさがして買おうと思っています。
新しい住宅ローン減税ができるだけいい制度になることに期待!
他に知ったこと
家探しや住宅ローンの事前審査を進める上で他にも知ったことがあったので五月雨に書きます。
- 現在の職業の勤続年数が短いと住宅ローン審査をする上で不利になる
- ソフトウェアエンジニアは職業柄転職することが多いですが勤続年数が短いと不利になるようなので家を買う予定がある人は転職時期に要注意
- 僕は1年9ヶ月だったんですがちょっと眉をひそめられました
- 不動産屋の人曰く住宅ローンは大体年収の10倍くらいまで借りられるらしい
- 例えば年収1000万であれば1億借りられるらしい
- 住宅ローンは借りるにせよ諸費用はまぁまぁかかる
- 住宅自体の料金は住宅ローンで払えますが、買う際に発生する諸費用(不動産屋への手数料等)は発生するのでそのお金は確保する必要があります
- 諸費用は大体200〜300万程度かかるのでそれも考慮して計画する必要があります
- もちろん頭金とは別です
- 頭金を500万いれようと思っている場合は500万 + 諸費用という感じ
- 住宅ローンを組む際に諸費用分も借りることができるけどそれをすると住宅ローンの利率が上がるらしいのでおすすめしない(らしい)
- 住宅ローンは固定金利より変動金利のほうがいい(少なくとも現状は)
- 固定金利というのはどんなに景気がよくなっても金利が動かない契約で、変動金利はその時々の景気によって金利が変動する契約です
- 基本的に固定金利は変動金利よりも利率が高く設定されています
- 固定されるのでそりゃそう
- 例えば三菱UFJ銀行では固定金利は1.7%、変動金利は0.475%です
- 不動産屋さんに聞いたところ変動金利が1.7%くらいになったのはバブル期くらいの話らしいです
- つまり日本にまたバブルがやってくると信じている人以外は変動金利で借りましょう
- ろうきん(中央労働金庫)は住宅ローン審査が通りやすい(らしい)
- これは噂ですがろうきんは審査が通りやすいらしいので勤続年数だったり年収だったりがネックで他の銀行の住宅ローン審査が通らなかった人はろうきんで審査してみるといいかもしれません
さいごに
今回唐突に家買おうとしてがっと調べたのでいくつか間違っている箇所があるかもしれません。
間違っているところがあれば指摘してもらえると嬉しいです!